ロレックス バブルバック アンティーク

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BUBBLE BACK

バブルバック

1926年、ロレックスはオイスターケースを発表する。充分な肉厚を持つ外壁と、ケースと一体形成の太いラグによってタフネスを確保し、特殊な裏蓋とねじ込み式リューズによって高い気密性を実現したオイスターケースは、腕時計に初めて「実用性」を与えたといわれている。しかし、ねじ込み式リューズは当時決して一般的とは言えず、リューズの閉め忘れによる故障が頻発、大いにロレックスを悩ませたという。これに対しロレックスは、少しでもリューズの開閉の頻度を下げるべく、自動巻き機構の開発に乗り出し、オイスターケース発表からわずか5年後の1931年、画期的な全回転ローターを備える自動巻き機構を実用化する。オイスター・パーペチュアルの誕生である。初期の自動巻きムーブメントは、手巻きのムーブメントに自動巻きのユニットを重ねた分厚いもので、試行錯誤の末、裏蓋に膨らみを持たせることでこの分厚いムーブメントをケースに収めた。初期のオイスターパーペチュアルは、その裏蓋の膨らみを泡に例えてバブルバックという愛称で呼ばれるようになったと言われている。バブルバックにもダイアルやベゼル、ベルトなどに実に多くのバリエーションが存在するが、その製造年の古さも相まって正に一期一会といえる希少性を持つものも少なくない。

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