BVLGARI / 歴史
ギリシャの銀細工職人ソティリオ・ブルガリが1884年にイタリア・ローマにて宝飾店を開店したところからブルガリの歴史は始まります。ギリシャとローマの文化を融合させたジュエリーは高く評価され、1960年代に販売された古代ギリシャやローマのコインとジュエリーを融合させた「モテーネ」シリーズが大きな話題を呼びました。これによりブルガリは一流ジュエラーとしての地位を確固たるものとしていきます。1975年、ブルガリは上顧客向けにある時計をプレゼントします。それこそが1977年に市販化されることになる「ブルガリブルガリ」の原型でした。ベゼル には「BVLGARI」「ROMA」の文字が刻まれ、文字盤にはデジタル表示がついたモダンなものでした。
BVLGARI / 歴史2
1977年に発売された「ブルガリブルガリ」の大ヒットはブルガリの知名度をさらに広げることになります。古代ローマのコイン、寺院の円柱に着想を得たデザインは普遍の美しさを備えたものでした。これをきっかけに、ブルガリは時計業界に本格参入することになります。1982年にブルガリ・タイム社を設立、2000年には複雑時計ブランドとしての地位を確立していた、ジェラルド・ジェンタ、ダニエル・ロートを傘下に収め、機械式時計の技術を手に入れることに。2006年に自社開発のムーブメント・キャリバーBVL191、2014年には世界最薄の手巻きフライングトゥールビヨンを発表し、技術力の高さを知らしめることに成功しました。
BVLGARI / 代表的なコレクション
2012年に発売された「オクト」は現在のブルガリを代表するコレクション。新開発された手巻きフライングトゥールビヨンを、いち早くオクトに搭載したことからもそのプライオリティの高さが窺えます。八角形とラウンドが融合した個性的なフォルムは唯一無二と言えるでしょう。年々、改良と追加が加えられ、毎時3万6000振動のハイビートキャリバーBVL328を搭載したクロノグラフ、オールチタンモデルなど、バリエーションを拡大しています。そしてブルガリのアイコン「ブルガリブルガリ」も定番人気のコレクション。自社製機械式ムーブメントを備えた現行モデルは1stモデルの雰囲気を残しつつ、現代版にアップデートされています。